“目には目を、歯には歯を”といえば、有名なハンムラビ法典の条文の一つですね。
それに対して、ガンジーは、
目には目をでは、世界が盲目になるだけだ。
と言ったそうです。
もともとのハンムラビ法典の「目には目を・・」というのは、
- 加害者、被害者の双方が、同じ身分である場合
- 被害と同等の罰を与える
というルールであって、量刑の限度を被害と相当分までに制限する条文です。
過剰な“復讐”、“仇打ち”を防ぐ為であったといわれています。
ガンジーの場合は、「暴力に暴力で返してはいけないよ」と言っているのだと思う。
暴力を振るわれ怪我をした、ひどい言葉を浴びせられ心が傷ついた。
それら暴力に対して、同じように暴力で反撃するのでは、何も解決できない。
- なぜ、暴力を受けるようなことになったのか?
- なぜ、彼(彼女)は暴力を振るうのか?
- どうしたら、暴力を振るわずに済んだのか?
ちなみに、こういう解決方法は、心理学的に男性の方が優れているらしいです。
男性は物事をシステム的、抽象的に捉える能力に長けていて、女性は逆に個人的な部分を捉えてしまうんだそうです。
例えば、「子供がいじめられて帰って来た」
母「誰に、いじめられたの?誰が殴ったの?」
父「どうしたんだ?何があったんだ?」
という事でしょうか。