Googleウェブマスターツールに「有料リンクを報告」ができて、しばらく経ちますが、ここでようやくその姿が見えてきたようです。
「ある特定ページのアウトバウンドリンクを無効(つまり、リンク評価(=PageRank)をリンク先ページに渡さない、ということ)にすることも可能だし、ページ上の特定リンクだけを無効にすることも可能だ」 – これは米国で開催中のカンファレンスSES San Joseの有料リンク(Paid Link)に関するセッションにおいて、米Googleのエンジニア・Matt Cutts氏が発言したもの
サイト運営者が検索ランキングをあげるためにリンクを購入することでリンク評価を集める手法について検索会社側は問題視しているが、そうした行為への対応策の一環として検索品質を歪めるリンクの価値を減少、または無効にする措置を行っていることは以前から知られているが、その方法についてページ単位、またはリンク単位で行っていることを示した。
(SEMリサーチ)
大量の有料リンクを購入してランキングを操作しようとしたサイトが43日間もの間、インデックスから削除されたということもあるらしいです。
また、SEO塾の7月の記事では、有料リンクかどうかの判断をウェブマスターツールからの報告、もしくは、リンクに「rel=”nofolloow”」が適切に記述されているかで、判断しているのではないかということ。
ピュアなアルゴリズムや、10000人のウェブパトロール隊や、ユーザーの善意の”チクリ”などから、「有料リンク」サイトをブラックリストに放り込むということが考えられる。
また仮に、明らかに「有料リンク」を発していると発覚した場合、リンク元の咎はどうなるのか?
ウェブマスター向けヘルプには、「rel=”nofollow”」を追加せよと書いてある。これは、リンク元がやるべきことである。こんなことが書いてあるということは、リンク元も連座するということか…
SEO塾 : SEOブログ
有料リンク=スパム – Google ウェブマスター ツールの「メッセージ センター」と「有料リンクを報告」
たとえば、有料広告スペースを設けてバナーを募集しているサイトや、アフィリエイトリンクなどにも適切に、「rel=”nofollow”」を記述して明示的にPageRankの影響を操作しないようにしないと「有料リンクを販売しているサイト」とみなされてしまうかもしれないという事です。